今こそだいじ
梶谷大治




ふるさと、政治への思い
 -今こそ決断のとき-
私が政治を志すようになったきっかけは、毛利松平との出会いにあります。毛利松平は戦後の南予復興、日本の復興に身を捧げた政治家で、私は大学卒業後の12年間、毛利先生の秘書を務めました。先生との出会いなくして、今の私はなかったと思っております。

 私が初めて毛利先生を知ったのは小学生のときでした。祖父の宮本専一郎が熱心な支持者だったことから三崎の小さな町まで訪れた先生を初めて見たとき、その体格といい、風貌といい、まるで別世界の人が現れたような強烈なインパクトを受けたのを覚えています。少年の私にとってそれはいわば憧れのヒーローのような存在でした。やがて中学、高校と成長するに従って政治への関心が強まり、郷土のために尽くす毛利松平の生き方に深く感銘を受けた私は、自らも政治の道を志すようになりました。大学卒業後、毛利先生の秘書を務めた12年間は私にとってかけがえのない経験です。世のため人のために身を粉にして、一生懸命政治活動をしてきた毛利先生を間近に見ながら、政治の在り方から人間としての生き方まで、本当にさまざまなことを学ばせていただきました。

 今、ふるさと南予は元気を失っています。若年層の流出による人口の著しい減少、それに伴う高齢化の進行など、全国的にみても南予の落ち込みは激しく、農業・漁業を中心とする地元産業は活力を失い、衰退の一途を辿っています。若者はますますふるさとを離れ、残された高齢者は不安が募るばかりで、ふるさとに明るい笑顔が見られない。市町村合併という大きな時代の変化もあり、今まさにふるさと南予は、焦土と化した戦後と同様、あるいはより深刻な危機に立たされているのです。

 このようなふるさとの現状を前にして、私は、戦後の日本に涙を流し、国の再建のため政治家への志を立てた毛利松平の意思を次いで、今こそ郷土のために立たねばならない、と決意いたしました。今が正念場、今こそ、大事なのです。私は政治の原点は、弱い立場にある人々に光をあてることでなければならないと考えています。

 光の当たってない地域に光を当て、その中で苦労をしている郷土の人々と共に、残された人生を歩んでいきたい。還暦という人生の節目を迎え、新たな一歩を踏み出す覚悟をいたしました。これからはふるさとのために、ふるさとに生きる人々と喜びも、悲しみも、悩みも、すべて共有していきたい。そのために県議会議員としてやれることの精一杯を、命がけで全力投球していきたいと考えています。

 ふるさとの未来のために、本当に苦しい今という時代を、ふるさとの皆さんと共に戦っていきたい。それが私の決意であります。

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